ステーション・ギャラリーのご案内
この駅舎が開業した頃は、難波と浜寺停車場を結ぶ南海鉄道の急行列車には、特等車が連結されていました。そのために、浜寺公園駅には特等客のための待合室が作られました。
この待合室は二間続きに作られています。 高い天井、シャンデリアの照明、窓は格子窓で、きれいなカーテンで飾られていました。
冷房装置はありませんでしたが、寒い冬に備えて二つの部屋には煖炉が備えられています。
各部屋の煖炉は背中合わせになるように配置されて、煙は二本の煙道を通して、屋根の上の二本の煙突に導かれていました。
今は各室に空調機を設置して暑さ寒さに対応しています。
ただ、東西の扉を開くと、浜風が室内を通り抜けて、暑い夏でも空調機を使わなくても室内は涼しいのです。
特等車がなくなって、この部屋は永らく使われていませんでしたが、南海電鉄ではここをギャラリーに改装して皆さんにご利用頂けるようにしていました。
この活用計画でも、この部屋はギャラリーとして活用することになり、展示設備を改善しました。 絵画や写真などの展示用パネルも台数を増やしました。
また、手芸品などを配置して展示出来る様に、一部ののパネルには棚を取り付けられるようにしました。
ご利用の形態は1週間単位の貸しギャラリーとしています。火曜日が休館日ですから、月曜日を入れ替え日としてご利用頂きます。 ギャラリーの入場料は無料ですが、展示などにご利用になる時は一単位につき30,000円(税込)をお支払頂いております。
詳しくは、【ご利用のしおり】をご覧ください。